人材派遣とは？
人材派遣業は1940年代にアメリカで考案され、日本では1986年より法的に認められました。かつてのバブル景気の人材難に加え、リストラの代替要員としても注目を集め、その需要が急進。2003年度の時点で、約240万人が派遣労働者として登録する業界となりました。
欧米の派遣労働者数との比較や、規制緩和の継続などから、今後も右肩上がりの成長が見込まれています。
人材派遣は「派遣スタッフ(派遣労働者)」「派遣元(ここではオリーブ)」「派遣先」の3者で成立しています。
∵派遣スタッフとオリーブは、雇用契約で結ばれます。オリーブから派遣スタッフに対して賃金が支払われます。
∵派遣スタッフと派遣先は、指揮命令関係です。派遣先企業は実際に派遣スタッフが働く場であり、スタッフは派遣先の指示を受けて業務を行います。
∵オリーブと派遣先は、労働者派遣契約を取り交わします。契約には就業期間、就業/休憩時間、時給、業務内容などが記され、その契約に基づき派遣先からオリーブに派遣料金が支払われます。
派遣スタッフとして働くには、まずスタッフ登録をする必要があります。
その後、仕事を紹介してもらい、良い仕事が見つかった時点で、派遣元(オリーブ)との雇用契約を結びます。登録から就業までの詳しい流れについては、「スタッフ登録から就業まで」をご覧ください。
将来「派遣先が正社員や契約社員として雇用する」という前提で、一定期間、派遣スタッフとして働く仕組みを「紹介予定派遣」と呼びます。
実務を通じて派遣スタッフの能力を派遣先(職場社員など)が判断し、契約終了後に正社員、契約社員として採用するかどうかの判断を行います。
通常の派遣契約とは異なり、派遣先と労働者との事前面接が認められているほか、派遣期間も6ヶ月以内と定められています。但し、紹介予定派遣ではなく、通常の派遣スタッフが職場に認められ直接雇用となる事例もあります。